お世話になっております。
株式会社湘南工務店、代表取締役の髙石です。
2025/11/11(火)、本日も引き続き平塚市にて施工させて頂きました【外壁・屋根塗装工事】から『屋根塗装下塗り作業』の投稿をさせて頂きます。
傷んだ屋根に隙間無く、屋根塗装下塗りを行います!!
今回の屋根は、『アーバニー(コロニアル/スレート屋根)』と言う既に販売が終了している資材となります。高圧ジェット洗浄投稿の際に『リコール』に関しても記載いたしましたが、何しろ問題があった屋根材です。弊社としては、『屋根葺き替え工事』を奨めさせて頂きましたが、将来的な住宅の維持予定や御予算の都合により『屋根塗装工事』を必要以上にしっかり行う事となりました。
まずは、高圧ジェット洗浄後の屋根画像を御覧下さい(>_<)
※高圧ジェット洗浄後、既存屋根画像

既存屋根材には、黒色の焼付塗膜が施されておりましたが、高圧ジェット洗浄により既存焼付塗膜が飛ぶように剥がれてしまいます。画像の『白い箇所』は全て『素材素地』が露出してしまっている状態です。ちょっと説明が分かりにくいと思いますので、現在の状態を別の例えでお伝えさせて頂きます。
※雨の日で例えさせて頂きます(>_<)
〇 / 焼付塗膜、塗装 = レインコート(雨がっぱ)
✖ / 素地が露出した屋根 = 所々に穴が開いたレインコート(雨がっぱ)
…と言う感じになります。
穴が開いてしまっていると、洋服が濡れてしまいます(;´・ω・)
最初は『洋服』が濡れるだけですが、徐々に『地肌』まで浸透して行きます。
例えば、首元に穴が数カ所開いてしまっていたら、まずは首元から濡れますよね(>_<)
人間が立っているとすると、首元から入った雨水は【首元⇒背中/胸⇒腰⇒足】上半身から下半身へと流れ落ちて行きます。屋根も勾配(坂)になっておりますので、雨水が侵入した箇所から下にどんどん流れて行きます。
放置すると屋根だけでは無く、住宅全体が傷んでしまう恐れが御座いますので、とにかく早期での修繕が必要となります。
改善の方法や確率を参考として考えると…屋根葺き替え工事=100%改善:屋根塗装工事=70%改善と言った所です。
※屋根塗装下塗り施工中

透明の下塗り剤を、素地が露出した箇所に重ねて塗装して行きます。
黒色が残っている箇所は、下塗り剤が表面にちゃんと残りますが、白色の素地が露出している部分に関しては、下塗り剤を吸い込んでしまい表面に下塗りが残らないケースがあります。
説明しますと…接着剤としての効果が発揮できる箇所と発揮できない箇所が出来てしまう恐れを回避する必要性がある、と言う事です。
塗料は液体なので、白い箇所(穴の開いたレインコート)部分は、下塗りを吸い込みます。
吸い切ってしまうと、表面に接着効果が残りませんので、中塗り/上塗りが剥がれます。
素材素地が露出している箇所は、必要以上に下塗りを塗布します。
繰り返す事によって、徐々に硬化して行きますので、吸い込まなくなります。
※屋根塗装下塗り作業完了

この作業さえしっかりと行えば、少しでも長い対応年数を確保する事が可能となります。
今回使用されている屋根材『アーバニー』の場合は、『リコール』が出ている製品なので、どれだけしっかりやっても…な所は御座いますが、それでも出来る限りの事はさせて頂きます。
屋根塗装も外壁塗装も、下塗りに関してはとても重要な作業工程となります。
屋根だけではなく、外壁にサイディングボードが使用されている場合は、素地露出は必ず発生します。
その部分に対して適切な処置を行う事が、住宅を維持する上でとても大切になって来ます。
安いから任せた…が一番心配な工事依頼のやり方となります。
安い=工程が少ない、安い=注意が少ない、安い=時間を掛けない…と私は思っています。
どの程度のラインが高いのか?安いのか?は正直難しいですが、見積提出や現地調査時点での説明で十分伝わる事ですので、しっかりと相見積を取る事と、説明を聞く事を必ずして下さいね(*’▽’)
後は、施主様次第となります!!
①金銭的にのみ考えるのか?
②内容重視し考えるのか?
③金銭と内容をどちらも重視し考えるのか?
弊社は、③に協力出来る様に努力しています(*’▽’)
お客様にとって大切な住宅や財産を、自身と重ね合わせて本気で考えるのが弊社の社風となります。
明日は、『屋根塗装中塗り/上塗り作業』の投稿をさせて頂きます。
外装リフォームの事でお悩みの方は、お気軽に弊社に御相談下さい。
何卒、よろしくお願いいたします。