お世話になっております。
株式会社湘南工務店、代表取締役の髙石
2025/11/14(金)、本日も引き続き平塚市にて施工させて頂きました【外壁・屋根塗装工事】から『帯板塗装作業』の投稿をさせて頂きます。
帯板…?はどこの部分を指しているのでしょうか(;´・ω・)
帯板とは…住宅外壁部分、1階と2階の外壁の間に取り付けられる帯状の装飾の事を表します。
①装飾的役割
外観にメリハリをつけ、建物のデザイン性を高めます。上下ツートンカラーを使用している建物に使われます。
②防水機能
外壁材の継ぎ目や接続部をカバーし、雨水が壁内部に進入するのを防ぎます。
等々…様々な用途が御座いますが、主に装飾や継ぎ目と思って頂ければオッケーです。
帯板には、悪い部分もあります!!
帯板の上部はシーリング処理されている事が多いのですが、既存の外壁よりも帯板部分が飛び出ている為、2階外壁に当たった雨水が壁をつたって下に流れた際、帯板上部で一度止まります。
三角シール…と言って、シーリングに角度を付けて打設していると帯板上部で雨水が止まる事はありません。シーリングが切れていると、帯板上部で雨水が溜まります。
雨水が溜まると、外壁が少しずつ雨水を吸収してしまいます。※防水性能が切れている場合
しっかりとした処理が求められる大切な箇所となります。
帯板から雨水が侵入し、1階の外壁や土台等の躯体部分を腐食させてしまっているケースを良く目にします。今回の場合は、ガルバリウム鋼板で帯板が板金処理されており、2階外壁裏側に水切り板金が設置されている工法となっている為、三角シール打設はいたしません。既存の状態を理解し、正しい修繕を行う事がとても大切です。
※既存帯板

※帯板塗装×1回目施工完了

※帯板塗装×2回目施工完了

※帯板塗装×3回目施工完了

既存の工法がどの様な用途で施工されているのかを理解する事が、正しい修繕に繋がります。
例えば、この帯板に対して三角シールを打設してしまうと、2階外壁裏側で発生した水分が抜け出せなくなります。別宅にて、過去に修繕した痕跡を見ると、打設してはいけない箇所にシリコンを打設している事を良く見かけます。
それをしてしまったが故に…腐食等が発生しているケースがほとんどです。
修繕をお願いしているのに、業者を入れた事で余計に悪くなるケース。
悲しいですが、良くある話なんです(;´・ω・)
細かい部分ですが、修繕直後に異常が発生する訳ではありません。
分からない事や、気になる事があるだけでも構いませんので、お気軽に御相談下さい(*’▽’)
明日は、『ベランダ付帯部分塗装』の投稿をさせて頂きます。
外装リフォームの事でお悩みの方は、お気軽に弊社に御相談下さい。
何卒、よろしくお願いいたします。